きょうも、わたしぽんきちと相棒のぴょんたとで畑に出た。畑は奈良盆地の一角にある。この日の最大の出来事は、ぴょんたが草刈り機を買ってきたことである。畑のほか、自宅の周囲でも使いたいので「奮発して買った。6万円ほどのけっこう強力なやつ」とのことだ。
わたしたちが借りている農業用地は4反ほどあるが、まだ大半が雑草に覆われ、畑地として既に使用しているのは、長さ約10㍍の畝4本分の区画にすぎない。ぴょんたは早速、草刈り機を作動させ、モーター音を響かせながら雑草の大海原へと突進した。春の暖かな陽気と最近けっこう多い降雨に勢いを得てぐんぐん伸びつつある雑草を、次々に刈り取っていった。さすが機械である、人力の草刈りとはスピード感が違う。

わたしはぴょんたから5~10㍍ほど距離を置き、畝の周りの掃除をしていた。何となく「きょうは、テレビジョンのアルバム「マーキームーン」が聴きたい」という気分になり、ヘッドホンで聴きながら作業をした。NYパンクのバンド、テレビジョンはボーカリストの少々エキセントリックな高音が大きな魅力だが、これとぴょんたの操る草刈り機の軽快なモーター音が耳の中で混じり合った結果、ちょっと不思議な高揚感がわたしの脳髄に広がった(どうでもいいことである)。
畝に少し未使用の部分があったので、農業用品の専門店でピーマンの株を二つ買ってきて植えた(831円也)。ついでに、作物用のデジタル式計量器も購入した(6578円也)。経費として計上するために、領収証を取っておかなくてはいけない。(2026.4.29)

