稲作の準備と畑の手入れ

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ponkichi

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 ここのところの寒波で、農地での作業を中断していたが、きょうは温かくなるという予報だったので、朝から農作業に出た。わたし、ぽんきち(仮名)は大阪府内に住んでいるが、農地(借地です)は奈良盆地の一角にある。

 自宅から自家用車で1時間ちょっと走り、午前9時過ぎ、現地に着く。まずは、農業のお師匠さんであるしょういち先生を訪ね、先生の稲作準備を手伝った。田植えに向けて稲の苗を育てる場所「苗代」を作る作業である。

 鍬をふるって、苗代の周囲を取り囲む溝を掘っていく。溝には水を張るそうだ。そのため、なるべく深さ(15~20㌢ほど)が一定になるように、溝の側面もでこぼこにならないように掘る。最初、ちょっと難しかったが、しょういち先生に教えてもらいながらやった。

 長辺20㍍弱の細長い溝が出来上がった。けっこうきれいに出来たような気がした。しょういち先生は「うまくできた」と褒めてくれた。この先生は温厚で、人を褒めながら気分よく働かせてくれる。

意外とうまく溝を掘れた気がする
苗代に使う容器。ここに種籾をまくそうだ

 こうした作業に午前中いっぱいを費やした。種籾をまくのは、後日の作業だとのこと。しょういち先生との仕事はこれで終了。近くのコンビニで弁当を買って食べ、腹ごしらえをし、午後は自分の畑の草取りである。その畑は、しょういち先生の農地から徒歩3分の距離にある。

 畑といってもしばらく遊休地となっていた場所で、先日来、わたしは雑草の大海原との戦いを続けている。ヘッドホンで原田真二のアルバムを聴きながら作業開始。動きながら音楽を聴くには骨伝導式のヘッドホンのほうがよさそうなので、先日、「セカンドストリート」で一つ買ってきた。

 原田真二の巧みなシャウトに感心しながら、立鎌とスコップを使い、文字通り根強く土の底に広がっている根っこと格闘し、雑草を除去する。1月から何度かやっているので、根っこを弱体化させて早く草取りするコツが少し分かってきた。

 原田真二を聴き終わるまで作業を継続し、その後、いったん土手に腰をかけて一休み。水筒の温かいお茶でのどを潤す。次はキリンジのアルバムを聴きながら、再び作業に取りかかる。キリンジの曲はちょっと不思議なコード進行とメロディーが魅力だなどと思いつつ、どんどん雑草を抜き、聴き終わったらまた一休み。

 次は中島みゆきの「あ・り・が・と・う」を聴きながら、作業にいそしむ。1970年代後半から50年近く聴き続けてきたアルバムである。録音エンジニアがすばらしい仕事をしていると思う。中島みゆきのボーカルは息づかいまで生々しく聞こえ、サポートメンバーたちの演奏は一音一音の粒がくっきり(若き坂本龍一の電子ピアノが秀逸だ)。それでいて、サウンド全体が無限の空間に広がっていくように響き、幻想的である。

 草取りはけっこうきつい。腕が痛くなってくる、握力も落ちてくる。しんどい。それで「あ・り・が・と・う」へと注意を向け、疲労感をまぎらわせる。中島みゆきの詞はふられた女の恨みつらみ、情念の世界を、芝居がかった大仰ともいえる言葉でドロドロ、ベタベタな感じで表現している。この頃、中島みゆきは20歳代だったはずだ、どんな若者やねん!

 ドロドロ、ベタベタの世界を徹底的に、ソウルをこめて、みごとなまでに歌い上げているものだから、ドロドロ、ベタベタを突き抜けて、もはや聴いていて気持ちよいという域まで達している。すごいな、中島みゆき。と、そんなことを考えながら草取りを続けるうち、当面の目標だった5㍍ ×8㍍ほどの範囲の雑草除去の仕事がすんだ。

草取りはきつい。くたびれた

 午後3時、終了。次回は、しょういち先生の助けを借りて、ジャガイモの栽培に着手する予定である。

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