借りている農地(奈良盆地の一角)で雑草を除去する作業は、続行中である。わたくし、ぽんきち(仮名)は15日の日中も、雑草との戦いに臨んだ。
前回、立鎌を使ったところ、たいへん便利だった。今回は、そこにスコップも追加し、作業を行った。
群生してしっかりと根を張るタイプの雑草が、とにかくやっかいである。群生している場所の周囲360度をまず立鎌で掘り崩したのち、根の周りにスコップを食い込ませて土をおこし、根の全体をグラグラと不安定化させる。するとようやく、雑草を土から抜き取ることができる。

こうした作業を、ヘッドホンでボブ・マーリーのレゲエを聴きながら3時間ほど続けた。途中で、近所の農家の男性がそばを通りかかり「たいへんそうやなあ」と声をかけてくれた。「ひたすら根っことの格闘ですわ」と応じると、「しっかりな」と激励してくれた。
なんだかんだと動きまわるうち、雑草の大海原のようになっていた4反の農地のうち、8分の1くらいは雑草のない状態にすることができた。「きょうはここまでにしよう」と、土手に座って水筒のお茶を飲んでいると、近くの稲作農家である「しょういち先生」が様子を見に来てくれた。お年を召されているがたいへんお元気で、笑顔を絶やさない方である。
昨秋、わたしはしょういち先生の田んぼで稲刈りのお手伝いをした。今年は、稲作の一連の作業について先生から実地で教わることになっている。
しょういち先生は、わたしが草を刈ったでこぼこの農地を見て、「うーん、もう少し、次回の作業でこのラインまでがんばって」とおっしゃった。もう数㍍、草刈りに励みなさいという助言だ。「そうすれば今度、ぼくが農機を持ってきて平らにしてあげる。うねを作り、ジャガイモを植えるといい」とありがたいお言葉。
わたしが育てる作物の第一号は、ジャガイモになりそうだ。
帰りがけに、しょういち先生から「これも持っていきなさい」と、畑の近くの木でたわわに実っているハッサクをお土産にもらった。うまそうだ。それと、ニンニクももらった。


