新規で営農へ。だが農地は持っていない

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ponkichi

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 わたし、ぽんきち(仮名)は三十数年間にわたって会社勤めをしてきたが、元はといえば三重の農民一族の出身である。ここ4、5年 「そろそろ自分で食べる分の米と野菜くらいは自分で作らなくてはいかんなあ。そうでないと一人前とはいえまい」 などと考え、 自身の現状に少々ものたりないような思いがしていた。
 それで、60歳定年まではあと数年あるものの、思いきって早期退職した。いや、思いきってというほどのことでもない。60歳まで会社に残り、再雇用されるコースを選んだとしても、それまでと比べてはるかに安い給与で働き、しっかり時間的な拘束も受けてしまうのだ。実のところ、会社に残ろうという気がどうにも起こらなかった。いい歳になって、どのみち収入が減るのなら、自由な時間が多い方がうれしい。オフィスに通い、組織のルールや慣習に従って行動するのも面倒くさい、もうそんなのどうでもいい。よって会社を少し早めに辞めて、兼業農家をやることにした。

最近、稲の収穫の手伝いに出てみた

 農業だけでは食べていけないので、これまでやってきたことの経験を生かしたささやかな仕事やスポットワーク的なものを組み合わせ、農家をやろうと思っている。とはいえ、地元・三重に戻っても、自前で使える農地が残っていない。2000年代前半まで、祖父母がけっこう手広く農林業をやっていたのだが、跡継ぎにと期待する若い世代が都会に出てしまい、木材価格も低迷したので、すべての土地をきれいさっぱり売ってしまったのだ。
 従って、自前の農地がまったくない。さあどうしようーー。

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